一升餅と共に、ゴロゴロ転がり大泣きの我が息子
我が息子がこの世に生を受けたのは、2007年1月3日でした。
そして2008年1月2日と3日、1歳の誕生日前日と当日の2日間、2回も一升餅を背負いました。
一升餅のことは、赤ちゃん雑誌などで知っていました。
一生餅、最初はスルーかなと思ってましたが・・・
インターネットなどで調べてみると一升のもち米を炊き上げると、1.8kgぐらいになる事や、主人が昔ながらの風習というものにあまり興味のないことを考え、この行事はスルーかなと思っていました。
でも、2007年大みそかに近所に住む義母から『駅前の和菓子屋さんに一升餅を注文したから、受け取りに行って!』との連絡をもらいました。
思っていた通り、主人からは『一升餅って何?』と聞かれました。
説明すると、主人は『面倒だな・・』と言い出しましたが、嫁として義母に『いらない』とは言えるわけもなく、JRの駅から徒歩1分のところにある和菓子屋さんまで車を出してもらいました。
大人の私でも重たい一升餅
店員さんに中身の確認をお願いします。と、餅を見せてもらうと、すごく大きいお供え餅の様な表面に赤文字で『祝』と書いてありました。
ふたと包装をしてもらい『おめでとうございます』の言葉と共に、受け取るときと、ずっしり重いお餅に思わず『重っ!』と言ってしまいました。
受取ったその足で主人の実家に行き、一升餅のお礼、正月の元旦2日は私の実家に行くこと、誕生日当日に実家でお餅を背負わせに顔を出すことを伝えると、『1日ぐらい前だっていいじゃない、あなたの実家でも背負わせて来たら?』と言ってくれました。
一升餅、やってみると大盛り上がり!
義母に用意してもらった一升餅を、1月2日は実家から借りた紫の風呂敷に、1月3日は結婚式の引き出物などに使われるピンクの風呂敷を義母から借りて、背負わせました。
2日間とも、つかまり立ちがいっぱいいっぱいだった息子には、相当重いらしく、ハイハイしようしますが、風呂敷に包んだお餅が振動で左右に振れる度に、コロコロと転がっていました。
その度に、祖父母やビデオで撮影していた主人も私も大笑いしてしまいました。
その内に思うように動けないことに大泣きを始めたので、風呂敷を外すと、重かったよ~!と言わんばかりに、私に泣きついてきました。
泣くのは可哀想ですが、家族にとって一生の思い出になりました。
その後は、私が持参した『パンケーキ、ヨーグルトソース』に1歳のバースディーケーキを見て、すっかり泣き止み大きな口を開けて、ほおばっていました。
一升餅を背負うのは、ちょっとかわいそうな気もしましたが、家族にとって一生の思い出にもなりました。