70歳になる義父の誕生日に旅行するときに使ってえる小型のショルダーバッグをプレゼント
ちょうど10年前、当時70歳になる義父の誕生日に小型のショルダーバッグをプレゼントしました。
ショルダーバッグをプレゼントしたのは、旅行へ行く時に使ってもらうことを目的としたためです。
誕生日プレゼントにショルダーバッグを贈った理由
義父は、早くに義母を亡くし、男手一つで夫と義兄を育て上げました。
ほとんど旅行などしたことなく生きてきたので、私が夫と結婚してからは、毎年1回我が家と一緒にあちらこちらへ旅行に出かけていました。
義父は、旅行へ行く際、自分の着替えをスーパーの白いビニール袋に入れていました。
私は、そのままでは義父も私たちも恥ずかしいと思い、我が家の旅行鞄に義父の着替えを入れて運んでいました。
義父は、その都度
「すみませんね。旅行鞄を持ってないので。助かります。」
とすまなさそうに言っていました。
大したことではないのですが、義父としては肩身の狭い思いをしていたようでした。
70歳(古希)を迎えるにあたって、少々奮発した贈り物
70歳という区切りの良い年齢を迎える年に自分では買わないであろう質の良い物を贈りたいと考えました。
そこで浮かんだのが、一泊分の着替えを入れられ肩に襷掛けできるショルダーバッグでした。
せっかくなので奮発し、銀座の大手デパートで3万円ほどの皮製のバッグを購入しました。
70歳なので軽い、軟らかい、便利の三拍子を揃えたものを探しました。
皮製は軽くて柔らかくポケットが沢山付いたデザインで、使い勝手がとても良さそうな一品に出会えました。
色も、光沢のない落ち着いた黒でどんな服にも合わせることが可能です。
旅行の度に使ってもらえるほど喜ばれました。
義父は地方に住んでいるのでプレゼントは宅配便を利用して届けました。
プレゼントを受け取った義父からは、すぐに電話が掛かってきました。
「いいものを贈ってくれて、どうもありがとう」と何度も言っていました。
次の旅行で使って欲しい旨を伝えました。
すると、義父は次の旅行で嬉しそうにそのショルダーバッグを使ってくれました。
一泊旅行には丁度良い大きさで、皮が軟らかく使い易い、とのことでした。
とても喜んでくれ、その次の旅行でも、そのまた次の旅行でも大事そうに使ってくれました。
70代の人への誕生日プレゼントは本人が「あったらいい」と思っているものがオススメ
現在、義父は足の調子が悪化し、一緒に旅行ができない身体になってしまいました。
元気なうちにショルダーバッグをプレゼントし、何度か旅行で使ってもらえて本当に良かったと思っています。
70代の人への誕生日プレゼントは本人が「あったらいい」と思っているものがないか注意深く情報収集しその品に思い当たったら躊躇なくそれを贈ることが大切だと思います。
もし、お孫さんのいらっしゃる人でしたらお孫さんからのメッセージや絵、写真などもとても喜ばれると思います。
喜んでもらうにはご本人の望むものを贈ることが一番です。
よくお話を聴いて、しぐさを観察し愛情をもってプレゼントを検討すればきっとその品に辿り着けます。


